2020年10月27日火曜日

適当に描いた落書きにストーリーをつけてみようのコーナー

 思いつきで描いた何の意味もない落書きに

即席でストーリーを展開させてみるという試みです。

では、どうぞ。↓


『土砂降りある日』

「ねえ。」
大粒の雨が降り注ぐ外で彼は傘も刺さずにそこに立っていた。
髪の毛の先や耳飾りに雫がこぼれ落ち、体中が雨に濡れっぱなしだった。
「…どうしたんだ?」

窓から外の彼をのぞくその男はガラス細工の耳飾りを光らせながら彼に尋ねた。


外に立ち尽くしている彼の顔はどこか悲しげで、まるで涙を雨で隠しているようにも見えた。

その男はずぶ濡れの彼を気遣ってか家に誘った。

「そんなところにいると風邪引くぞ。入るか?」

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