2024年12月14日土曜日

好きなものと人間関係について

 


 「好きなものが同じだからと言って、その人と仲良くなれるとは限らない。

  いや、むしろ、仲が悪くなるほうが多い。」


上記の言葉は僕がおおよそ10年以上にわたってネット上で創作活動や交流をした結果、導き出した法則です。

大抵の人は好きなものが同じだと、気が合いそうで仲良くなれそうと思いがちですが、僕が経験したところ、そんなことはあんまりないうえに、逆にそれで対立してしまうことがほとんどだということです。


 具体的にどんな経験をしたかと言うと、それはイラスト投稿サイト「Pixiv」での話。

pixivには公式の主催する企画とは別に、ユーザー個人が交流を主な目的とする個人企画というものがあります。その多くの個人企画の中に「もしスタ」という交流企画があったんですね。(今どうなってるのか分かりませんが。)

もうちょっと詳しくもしスタについて説明すると、もしスタとはビデオゲームシリーズの「スターフォックス」の世界にもしも自分が登場したらどんなキャラなのか、それを考案して自分をモチーフにした獣人キャラを創作し、そのキャラで他の参加者さんと交流するのが目的の企画といったところです。

 僕もスターフォックスが好きだったので、思い切って自分に似せたキャラを描いて参加したところまではよかったんです。最初の頃は楽しくみんなと交流できていたんです。他の参加者さんのキャラを描いたり、僕の創ったキャラを描いてもらったり、当時のtwitterでもいろんな発想を共有したり、参加者さんとスカイプで通話したこともあります。

 最初の頃は楽しかったんですが、twitterでの主催者さんの考え方や発言に不満を抱くようになってから、次第にそれに抗議するつもりで、企画のルールを違反したり、迷惑行為を繰り返すようになってしまい、主催者さんも含めた他の参加者さんの大半を敵に回してしまったんですね。

 さらにもう一つ過ちを犯してしまいまして、そのもしスタとは別にエジプト神話が好きだという共通の好みで仲良くなっていた方々にもしスタでの悩みを話すはずが、これも次第に迷惑行為になってしまい、彼らにも縁を切られるということもありました。

 ただ、この場合は好きなものが同じだから対立したというよりは、原因は当時の僕が自己中心的でわがままだったこと、相手の気持ちを理解する読解力がなかったことが大きな原因だと思うんです。

 では、なぜ冒頭の法則を思いついたのかと言うと、きっかけはネット上でたまたま目撃した「たまごっち」ファンの方々の抗争なんですよね。

 説明する必要はないと思いますが、たまごっちとはデジタルペットブームの火付け役となった人気玩具で現在でもその人気は衰えない日本を代表するキャラクターフランチャイズです。

 これだけたまごっちが人気だと、同じたまごっちが好きでも、考え方や捉え方、どういったところに魅了されたかなど、違った考え方が幾つも現れるのもおかしくありません。

 もちろん、たまごっち好き全員がそういうわけでは無いのですが、ちょっと変わった志向を持つ方も当然いるようで、そういった方が同じたまごっちファンに批判されるという事象もあります。

 たまごっち好きの中でも最も争いが激しいのがオリジナルのたまごっちのキャラクターを創作する、いわゆる「オリたま」というジャンルだと思うんです。

 「何を基準にたまごっちと捉えるか」というこだわりの違いによって従来のたまごっちよりもかなり複雑な関係が出来てしまっている、というのが、僕の目撃したオリたまというジャンルの中での抗争だと思ったんです。


 僕の経験、そしてたまごっちやオリたまの抗争から考察できることはこうです↓


 最初は好きなものが一緒だから気が合うと思って仲良くできると思ってたら、

考え方の違いで双方が「自分の考える好きなものを屈辱している」と思うようになり、

結果、好きなものが同じでも対立してしまう、というのが関係悪化の原因。


 では、この法則に対する対処法はというと、

「相手の自分と違うところにあえて好奇心を抱く。」

ということ。好きなものが同じであることはいったん置いといて、まず初めに違いを受け入れてあげる、そしてその違いに魅了される、それから同じ好みで仲良くなる。

大切なのは相手のどこを最初に捉えるか。最初から同じ好みで仲良くならずに、違いを楽しむ。ちょっと難しいかもしれませんが、これが人と人をつなぐ最良の方法だと思うんですよね。違いこそ仲良くなるべき素質、だと僕は思ってます。

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