これまで様々な種類のサイコロについて説明しましたが、今回はちょっと変わったサイコロを二つ紹介。
一つ目はサイコロ独楽(コマ)で英語ではTeetotum(ティートータム)と呼ばれるサイコロ。
歴史は古く古代ギリシアで使われていたらしい。多面体ダイスが普及する前は一部のギャンブルや兵棋演習の賽にこれが使われていたそうだ。
またユダヤ教の祭りであるハヌカーで子供たちに配られるドレイドル(Dreidel)は独楽型の4面ダイスとして有名であり、市販もされているそうだ。
使い方はお察しの通り、コマのように回して止まった時に上を向いた面が出目になるという仕組み。
二つ目はロングダイスで、文字通り長い棒状のサイコロである。
こちらも、歴史は古く、現在でも市販や使用がされている。
日本で有名になったロングダイスがいわゆる鉛筆に出目を記した「バトルえんぴつ」という文房具だろう。鉛筆は一般的に長い六角柱なので、サイコロのように乱数を生成する道具にするにはちょうどいい形をしています。
僕が小学生だったころはこのバトルえんぴつが結構人気だったらしく、学校で禁止令が出るほどだったそうな。
小学生の文具を遊戯の道具にして何とか儲けようとしたホビーメーカーと学校側の抗争とも捉えられるなんとも面白いエピソードでした。
朝鮮のボードゲームであるユンノリではユッ(Yut)と呼ばれる2面のロングダイスを4本使用して出目の組み合わせで何マス進めるかを決めるそうです。
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