以前記事に書いたように、サイコロにも様々な形のものが存在します。
一般的な立方体(正六面体)よりも多くの面を持つサイコロを多面ダイスと呼ぶそうです。
では、面の数が多いとどんなサイコロになるのでしょうか。
正双角錐と正ねじれ双角錐、正角柱と正反角柱は理論上では無限に面の数を増やすことができますが、面の数が多くなるほど正双角錐と正ねじれ双角錐は双円錐に、正角柱と正反角柱は円柱に近づいてしまいます。
そうなると次のような問題点が生じます。
・振ってから止まりにくくなる
・どれが出目かわかりにくくなる
多面ダイスは面の数が多いほどこの二つの問題が大きくなります。
サイコロとして機能する面の数は、双角錐で48面、ねじれ双角錐で50面、角柱で25面、反角柱で24面が限界といわれています。
市販されているものでは、ねじれ双角錐で50面のもの、反角柱で20面のものが存在するそうです。
他にもサイコロとして成り立つ立体の中で最も面の数が多いといわれているのがカタランの立体の一種の六方二十面体と呼ばれる立体で面の数は120面あります。
調べてみるとわかりますが、六方二十面体はほぼ球体です。
そもそもそんなに面の数が多い必要性はあるのかどうかが疑問として残ります。
テーブルトークRPGやボードゲームなどで多面ダイスが使用されるようですが、詳しいことはよくわかりません。
逆に、立方体である6面より少ない面のサイコロも存在します。その中でも原始的なのが平面のものを裏か表かで出目を決める二面ダイスです。
厳密にいうと二面ダイスはコイントスと同じ原理で、朝鮮のボードゲームであるユンノリでは現在でも棒状の二面ダイスを使用するそうです。
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