2023年5月4日木曜日

サイコロにまつわる話。

 

サイコロとは乱数を発生させるための小道具。乱数とはいわゆるランダムな数列、もうちょっと数学的に言うと、今得られている数列から次の数列の値が予測できない数列のことである。

 

サイコロの歴史は非常に古く、サイコロの目の確率は人智では予想ができないものと考えられていたため、サイコロの動きを、神の意志と捉えて宗教儀式などに用いられる事があった。


そんな歴史あるサイコロにまつわる話を幾つか紹介。


まず、これは結構有名な話で、古代ローマのカエサルが放った言葉に

「賽は投げられた。」というものがある。最後までやり切るしかないという意味らしい。

 

日本でもサイコロは昔からあったそうで、 平家物語によれば、白河法皇が権勢を誇った頃、どうしても自分の思い通りにならない天下の三不如意として「加茂川の水、双六の賽、山法師」の三つを挙げたという。

相対性理論を築いたアインシュタインは量子力学に関して確率ではないことを「神はサイコロを振らない」と発言したそうだが、

これに対してブラックホールの研究をしていたホーキング博士は「神はサイコロを振るどころか、私達の見えない所に振って私達を混乱させる。」と発言したそうだ。

 

いい加減で適当なことを「でたらめ」と言うがこの語源は「出たら目」。要するに サイコロの出した結果に従う、ランダムな事をするということだろう。「出鱈目」と表記するがこれは当て字だそうだ。

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