2023年5月7日日曜日

超重戦車


 超重戦車というものをご存知だろうか。

 昔の戦車の分類では、重さで豆戦車、軽戦車、中戦車、そして重戦車といった分類がされていた。

そして、重戦車の重さを超える戦車のことを超重戦車と呼んだそうだ。

しかし、超重戦車の基準となる分類はなく、唯一アメリカで陸軍が1946年くらいに約73トンを超える戦車を超重戦車と分類しただけである。

では、実際に戦闘に使われたことはあるのか、というと殆どないそうだ。

第一次世界大戦末期に戦車が発明された頃から超重戦車の設計計画はあったそうだが、実戦投入されたという記録はない。

第二次世界大戦では多分、超重戦車の中では一番有名かもしれないナチス・ドイツ軍の「マウス」と呼ばれる超重戦車が実際に製造されたが、およそ188トンもあるため、ろくに動くことができなかったそうだ。

軽戦車や中戦車がメインだった旧日本陸軍でも超重戦車の設計されており「オイ車」と呼ばれていたそうだ。


 中でも一番ブッ飛んでる超重戦車の計画がナチスの「ラーテ」という超重戦車でその重さはなんと1000トン。そして更にそれを超えるのが「モンスター」という自走砲で80cm列車砲を自走式にしたもので1500トンもあると推定される。当然ながら技術大国のドイツでもこんなもんが作れるわけもなく、構想だけで終わった。

 

 結論から言えば戦車はでかけりゃ強いというわけではないということですね。

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