サイコロと言うとたいていの人は双六に使うものだと思っているはずです。
この双六は古代インドが発祥とされています。日本では奈良時代に中国から伝来したそうです。
現在知られているもので最古と言われている古代エジプトのボードゲームであるセネトというボードゲームでは駒の移動の際に原始的なサイコロである投げ棒型のサイコロが使われていたそうだ。
将棋やチェスの原型となった古代インドのチャトランガというボードゲームでもサイコロを使用するという説があるが詳しいことは不明である。
古代中国では六博と呼ばれるボードゲームで煢(けい)と呼ばれる14面、または18面のサイコロをしようしていたそうだ。
また中国で伝統的な双六に似た遊戯に陞官図(しょうかんず)というものがあり、4面の独楽型のサイコロを使用して、上りを目指すというもので、朝鮮ではこのゲームをスンギョンドといい、ユンモクとよばれる5面のロングダイスを使用する。
世界的に知られている双六といえば、バックギャモンだろう。公式な競技としても知られており、二つの立方体のサイコロを使用するほか、点数を上げるためのダブリングキューブというサイコロも使用されるそうで、六面にそれぞれ「2,4,8,16,32,64」が記されたサイコロを使うそうだ。
ボードゲーム以外のサイコロゲームとして知られているのがポーカーダイスというもので、日本でいうところのチンチロリンという賭博の西洋版といったところ。
ただ、チンチロリンと違い、サイコロにはトランプのマークが記されており、これを五つ振って、出来た役の強さを競う。一般には普通の6面だが、場合によっては4面、8面、10面、12面、14面のポーカーダイスも存在する。
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