銃火器に詳しくない人でも、コルトという名前は知っている人は多いはず。
コルトとはアメリカの有名銃器メーカーである。
代表的な銃で言うと、西部劇には必ずと言っていいほど登場するシングル・アクション・アーミー、漫画「シティハンター」の主人公の愛銃でもあるパイソン、アメリカを代表する自動拳銃M1911通称ガバメント、ライフルではゴルゴ13が狙撃に使用しているM16などが挙げられる。
そもそもコルトという社名は創始者のサミュエル・コルトのことである。
そのサミュエル・コルトが最初に生産したのが「コルト・パターソン」と呼ばれるシングル・アクションのリボルバーだ。
リボルバーというシステムを持つ銃はこれ以前にも存在していたが、商業生産された銃はこのパターソンが初めてと言われている。
コルト・パターソンが生産されたのは1836年から1842年までの間で、生産された数はおおよそ2800といわれている。
当時はまだ薬莢と呼ばれる火薬を詰め込むための金属製の容器が考案さていない頃で、
パターソンはシリンダーに直接火薬と弾丸を詰め込み後側に起爆用の雷管を別に差し込むシステムが使用されていた。このシステムは金属薬莢が開発されるまで使われていた。
このパターソンを皮切りに、コルトはアメリカを代表する銃器メーカーとして台頭していき、現在もなお銃火器を製造している。
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