漫画において命ともいえるもの、それは「画力」ではなく「シナリオ」だと思う。というのは以前漫画の後付け設定についての記事で僕が記した結論です。
最近の人気漫画というのは、昔に比べるとかなり巧みなストーリー展開で読者を引き付けているもんだと思います。
では、男塾などの宮下あきら先生の作品はどうなのか。
結論から言わせてもらいますと、「後先何も考えてないようなその場しのぎのストーリ展開」といったところですね。
でも、これがコアな男塾ファンのハートをしっかりと射止める、いわゆる「シンプルという美学」と言えるでしょう。
本当に才能のある表現というのは「シンプル」さだと、アインシュタインやスティーブ・ジョブズの言葉にあるように、シンプルにするということは、複雑にすることよりも難しいことがあるようです。
男塾がシンプルなのは、この漫画が元々ギャグマンガだったものが、バトル漫画にシフトしたことが要因だと思われます。
ギャグマンガというのは大抵の場合、一話完結型のストーリゆえに、読者にわかりやすくユーモアを表現する必要があるため、ストーリーのある漫画に比べて簡潔な物語になります。
このギャグマンガからストーリーのある程度あるバトル漫画にシフトしたという経緯が幸運にも男塾の魅力である「シンプルさ」に結びついたのだと思います。
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