以前、コミュニケーションのトレーニングになるゲームとして、トレーディングカードゲームを紹介しましたが、それと同等、もしくはそれ以上にコミュニケーションのトレーニングになるゲームがあることに気が付きました。
それが、「テーブルトークRPG(TRPG)」というテーブルゲームです。
RPG、要するにロールプレイングゲームというと日本ではドラゴンクエストやファイナルファンタジー、ポケットモンスターといったビデオゲームのほうが有名ですが、元々はコンピューターゲームが普及する前はRPGというとこのテーブルトークRPGのことをさしていたんです。
大雑把にTRPGについて説明すると、まずゲームのルールを示したルールブックに基づきゲームマスターという物語を進める役割をする人とプレーヤーというキャラクターを演じる数人の参加者が一緒になってルールにのっとった物語を作るというもの。
テーブルトークというだけに重要なのはプレーヤー同士の会話だったりゲームマスターの語りだったりするほかに、物語を決定づけるのにサイコロを使用する運だめし的な要素も盛り込まれているんですね。
近年日本でもこのテーブルトークRPGの魅力が再発見されるようになっているそうです。
僕はこのテーブルトークRPGで思ったんです。これこそが本来のゲーム(遊戯)という存在意義だということを。
ファミコンあたりからコンピューターゲームでも二人もしくは複数人で遊べるゲームはあるんですが、近年はオンラインを使用したゲームによって、ゲームは部屋に閉じこもって遊ぶことが多くなったような気がするんです。
僕みたいに発達障害を持つ人にとってコミュニケーションのトレーニングは避けて通れないものだと思うんです。だからこそ、ゲームとして楽しめるトレーニングにこのテーブルトークRPGは最高のコミュニケーションの練習になると思ったんです。

0 件のコメント:
コメントを投稿