2025年1月21日火曜日

アインシュタインの名言から考える「天才とは…」

 

The difference between genius and stupidity is that genius has its limits.


 愚者と天才の違いといえば、天才には限度があるということだ。


- Albert Einstein(アインシュタイン) -


 相対性理論で物理学の常識を変えた物理学者アルベルト・アインシュタイン。ノーベル物理学賞を受賞し、20世紀最大の天才と呼ばれた人物だ。

 また、非常に哲学的な発想で様々な名言や格言を残している。上に記した名言はその中のひとつである。

 今回は数あるアインシュタインの言葉の一つである上記の言葉から天才の意味を学んでいこうと思います。


 まず、アインシュタインは天才と言われていますが、天才と言われる要素は実は数学や物理学だけだったといわれています。彼は3歳になっても言葉が話せなかったといわれています。そして語学や暗記といった勉強が非常に苦手だったそうです。しかし、数学に関しては飛びぬけた才能を持っており、9歳で既にピタゴラスの定理を知るとそれを自らの力で証明し、12歳の頃には独学で微分積分を習得したといわれています。

 そしてアインシュタインは大学受験を受けるんですが、結果は不合格でした。しかし、数学と物理の試験の点数が一番上だったため、特別に大学に入学することが出来たといわれています。


 上の名言が彼が天才と言われるようになってから言った言葉かどうかはわかりませんが、仮にアインシュタインが天才と呼ばれるようになってからこの言葉を言ったとするなら、恐らくアインシュタインは天才の基準を知っていたんだと思ます。

 要はアインシュタインは「自分の限界を十分に理解していた」と思われるんです。「天才には限度がある」というのは「天才は自分の限界を理解したうえで才能を発揮する」ということなんだと思います。

 彼は数学や物理に関してはとびぬけた才能を持っている一方でそれ以外のことは人よりも苦手という事を知っていたんだと思います。アインシュタインは自分の得意なことで才能を輝かせたということです。

 あくまでそうじゃないかという憶測ですが、アインシュタインはその生い立ちから発達障害だったのではないかと言われています。発達障害を持つ人の大半はある一つの分野に関してはとびぬけた才能を持つ一方で、それ以外は普通の人よりも上手くできないという特徴があるそうですが、アインシュタインはまさにそれにあてはまります。

 

 タレントの栗原類さんも発達障害であるゆえに、テレビなどに出演する際は関係者に「自分にはこういう特徴があるからそのことを配慮してほしい。」とお願いして、自分に無理をしないようにタレントとして活躍しているそうです。


 「自分の限界を十分に理解して、その範囲内でベストを尽くす。」という栗原類さんの考え方はアインシュタインの言葉から捉えると、天才といえます。栗原類さんは自分の限度を知っているから、その限界を超えないように周りの人たちからのモニタリングもしてもらいながらタレントや俳優の活動をしているそうです。


 では、僕はどうなのかというと、僕はどっちかっていうと愚者のほうにあてはまります。僕は自分の限界を理解していないんです。常に「やってみなきゃわからない」という考え方を持っているからです。そのせいで自分の限界を超えてしまって失敗することは多々あります。でも失敗したことによって自分の限界を理解して、そのうえで再び挑戦してみるの繰り返しを行っています。

 もし、このアインシュタインの言葉が事実なら、僕は出来る限り愚者のままでいたいです。自分に限界を作りたくないというのが僕の思いです。それで失敗してもじぶんの責任であることは重々承知してます。

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