2023年5月14日日曜日

マシンガンの歴史

 

マシンガン(機関銃)というのは弾薬を自動的に装填しながら連続で発射する銃のこと。

要するに引き金を引きっぱなしにすれば連射してくれる銃です。

マシンガンの歴史は、金属薬莢の発明が大きく関わってくる。 

鉄砲の初期構造である銃口から火薬と弾丸を装填するいわゆるマズルローディング(前装式)ではそもそも連発が不可能であった。

銃身を複数に束ねて一気に発射するというものが考案されたが装填にかなりの時間を必要としたため、実用的ではなかった。

金属薬莢が発明されてからは、様々な連発銃が開発された。

中でも有名なのがガトリングガンだろう。複数の銃身を持ち、ハンドルを回すことによって銃身が回転し、連続で銃弾を発射してくれる仕組みだ。

似たような銃にミトライユーズやノルデンフェルトという機関銃があるが、ガトリングガン同様にクランクによる連射機能を持っていた。

 

 引き金を引きっぱなしで連射するという現代のマシンガンのシステムを初めて設計したのが、ハイラム・マキシムという発明家が1884年に考案したマキシム機関銃だ。

  それからこぞってマシンガンの発明が行われるようになり、有名な銃設計家のジョン・ブローニングが設計したコルト・ブローニングM1895重機関銃やフランスではオチキス機関銃が陸軍で使用されるようになった。

 初期のマシンガンは非常に重く、複数の人数で持ち運ぶ必要があった。それから開発が進み、兵士一人でも携行できる重さとサイズのマシンガンが開発された。これがいわゆる軽機関銃(ライトマシンガン、LMG)である。

 そして現在ではこれらのマシンガンを含め、重機関銃にも軽機関銃にもなる汎用機関銃、拳銃弾を使用する短機関銃(サブマシンガン)、そしてアサルトライフル、PDWといった新しいタイプのマシンガンが製造されるようになった。

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